独特の香りにパワーあり「せり」
ワンポイントMemo
シャキシャキした食感が爽やかなセリは、数少ない日本原産の野菜のひとつで、春の七草にも数えられます。独特の香り成分には、胃を丈夫にしたり、解熱、解毒の作用があるとされています。七草がゆにセリが入っているのは理にかなっています。煮過ぎると風味と栄養分が失われます。
きりたんぽ鍋にも欠かせない存在。根も一緒にいただくのが美味しさのカギです。天ぷらにするのもおすすめです。
栄養
カロテン、葉酸、ビタミンC、カリウム、鉄などが豊富に含まれており、貧血予防の効果があります。香り成分である精油成分には、リラックス効果があります。フラボノイドの一種であるケルセチンには抗酸化作用があり、カロテンやビタミンCとの相乗効果で、がん予防が期待されています。
選び方
香りが強く、葉の先までみずみずしい、濃い緑色のものを選びましょう。
保存方法
湿らせたキッチンペーパーで根元を包みます。さらにビニール袋に入れて、野菜室に立てて保存しましょう。
ぷち情報
セリは、栽培物は一見ミツバに似ていますが、葉の数を数えると見分けられます。ミツバが三枚なのに対し、セリは5枚です。
セリの名前の由来は、「競り合う」からきています。セリは、競り合って一カ所で生育するため、セリと名がついたといわれています。
<JAグループWEBサイトより一部抜粋>