香りと辛味・薬効の高い野菜「ショウガ」
しょうがは特有の香りと辛味を持つ薬効の高い野菜で、おもに香辛料として利用されます。肉や魚の消臭効果をはじめ殺菌作用や解毒作用、さらには血行をよくする働きもあり、風邪予防や冷え症対策としても使われます。
活用の幅は広く、しょうが焼きから魚の煮付け、ジンジャエール、紅ショウガ、お寿司のガリまでじつに多彩。一度に使用する量は少ないですが、便利で重要な食材といえるでしょう。
選び方
選び方のポイント
根しょうがは皮に傷がなく、全体がふっくらとしていてかたくしまったものを選びましょう。切り口がしなびていたり、変色しているものは避けます。
葉しょうがと新しょうがは、茎の付け根がきれいな赤色で、白い部分との色合いがハッキリしているものが良品です。全体がみずみずしくて張りがあり、皮に傷やシワがないかも要チェック。白い部分はなるべく多いほうがよいでしょう。
食べ方
薬味、香辛料、甘酢漬け、しょうが湯、しょうがシロップなど
根しょうがは、すりおろしたり薄切りにしたりして薬味や香辛料として使用します。香り成分は皮の近くにあるので、肉や魚のにおい消しに使うときは皮ごと使うとよいでしょう。細かく刻んだり、すりおろすと薬効が高まります。また風味付けなら、おろして絞り汁だけを使ってもよいでしょう。
和食に添えるときは「針しょうが」にすると見栄えがよくなります。針しょうがは、皮をむいたしょうがを薄切りにし、さらに針のように細く千切りして水にさらしたものです。
新しょうがと葉しょうがは、甘酢漬けにするのが定番です。葉しょうがは「筆しょうが」として料理の添え物に。新しょうがを薄切りにして甘酢漬けにするとお寿司のガリになります。
しょうがを砂糖で煮たしょうがシロップは風邪予防や冷え症対策に最適です。
<野菜ナビWEBサイトより一部抜粋>